さる5月23日、当院2回目のフィジカルアセスメント小テストを行いました。
これは京都府にある福知山市民病院の
川島篤志先生が考案されたもので、
全6回の問題と解説は
約2年前に医学書院の「週間医学界新聞」に連載されていました。
このテストは、かなりの部分が
例の「Dr.ウィリス ベッドサイド診断」に準拠しています。
ただウィリスノートの高度な内容が
非常に分かりやすく、日常臨床に即した設問に編集されており、
身体診察への入門ガイドとして、
看護師さんだけでなく、医師にとっても非常に有用です。
(入門篇といってもレベルはかなり高いですが。)
実はこの小テストには医師用もあります。
これはかつて舞鶴市民病院で使われていたチャートをもとに、
川島先生がテスト形式に編集されたものですが、
こちらは本当に実践的で、ハイレベルです。
私自身、ウィリスノートに関しては
それなりに知っているつもりでしたが、
看護用も、医師用も、初見の正解率は60%前後・・・(泣)。
覚えるのに約1年かかる内容を、
たった1日で学べる(医師用の場合)のですから、
これは絶対におすすめです!
(ただベッドサイドで活用するには知識だけでなく経験も必要です。)
この小テストの勉強会は今後も毎月1回、
第3金曜日(午後5時半から約1時間)に
当院研修室で行う予定です。
約半年で全6回を終了し、これを繰り返していきます。
いろんな「大人の事情」から、このテストを実際に行っているのは
日本でもほんの少数の施設しかありません。
北海道内ではおそらく当院だけでしょう。
次回は6/20<金>に第3回(内容は第2回の分)を予定していますが、
状況によっては翌週に延期することもあります。
もし参加希望の方がおられましたら(当院以外からでも結構です)
midoripsy2010@gmail.com
へお問い合わせいただけるとスムーズだと思います。
意欲のある看護師・医師の皆さんの飛び入り参加大歓迎です!